“屍姦”の正しい意味とは?歴史や現在の事例についても解説

権藤

“屍姦”とは死体を姦する(性的に犯す)ことです。

少しビックリしますがドイツの社会心理・精神分析・哲学の研究者エーリヒ・フロムによると屍姦を好む人間は“生”に対してのリアリティが失われ、逆に“死”に対して欲望が強くなる病理現象だと唱えてます。

鈴木

この現象は“ネクロフィリア”とも呼ばれてます。

広義には死体に欲情する性的嗜好ことも指してます。

権藤

死体に対して性的に興奮することは“死体性愛(屍体性愛)”や“死体愛好(屍体愛好)”とも呼ばれます。

そこで今回は「屍姦」の正しい意味や歴史、現在の事例について解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

“屍姦”の意味とは?

屍姦

意味:死体を姦する(性的に犯す)こと。

屍姦は死体を性的に犯すことです。

死体を姦淫する行為に快感を感じる人もいれば死体を姦淫する行為を見ることに興奮する人もいます。

これらを総称して“屍姦”と呼びます。

ドイツの社会心理・精神分析・哲学の研究者エーリヒ・フロムは屍姦を好む人間は“生”に対してのリアリティが失われ、逆に“死”に対して欲望が強くなる病理現象だと唱えてます。

このような性的嗜好が顕在化する要因として、フロイト派では、幼少時に見た「眠っている母親の姿」に愛情を感じ、それが欲情へと変化するためであると主張してます。

権藤

その他の理由として自尊心の弱さが逆らえない相手に対する欲望を生むという説もあります。

“屍姦”の歴史について

屍姦そのものは古代から人類のうちにあったと考えられてます。

しかし、行為の異常性から秘匿な行為として実例を見つけることが難しいと言われてます。

古代ギリシアの歴史家ヘロドトスの『歴史』第2巻には、古代エジプトでは身分の高い男性の妻や美しい女性が亡くなった場合には、ミイラ職人によって屍姦されることのないように、あえて死亡してから3-4日経過してから死体を引き渡したという記述が残ってます。

権藤

また、古代では死者との性交に魔術的な力が宿されてるとも言われてました。実際にモチェ文化から廃墟で生きてる人間と骸骨である死者が性交してるシーンが描写された陶器が発見されてます。

中国の正史『晋書』の列伝においても、西晋の親王司馬榦の屍姦の嗜好が記録されてます。

東晋の干宝の『捜神記』巻15には後漢の貴人馮氏(桓帝の妃嬪)の墓が盗掘された際に、遺体が生前とさほど変わらなかったため、盗賊が争って遺体を屍姦したと記載されます。

18世紀、フランスの売春宿でも女性が棺桶の中で死体のふりをして、男性が修道士の姿になって性行為に及ぶ屍姦を連想させる風俗が流行ってました。

権藤

日本で屍姦を経験した有名人として小平義雄、栗田源蔵、佐川一政などがいます。

現在における屍姦とは?

現在、日本では屍姦そのものは犯罪ではありません。

なので屍姦を行っても逮捕され罪に問われることはないです。

しかし、屍姦は殺人や死体損壊に繋がる行為なので社会的及び倫理的に許されることはないでしょう。

裏を返せば、制度がないということは屍姦に関する研究が遅れてることを意味します。

米国では2004年にカリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事が屍姦を禁止する法案を承認しました。

これまで法的に罰することが不可能だった死体との姦淫が正式に違法なものとなりました。

権藤

ちなみにこの法律が施行されたきっかけとなった事件で加害者は裁判で死者を生き返らせるための儀式だったと主張してました。日本でも1993年に起きた“埼玉愛犬家連続殺人事件”の加害者も被害者を殺害後に辱めたことがありました。

最近では2011年にロシアのニジニ・ノヴゴロド市で高名なケルト語学者で墓地研究家のアナトリー・モスクヴィンが人形の格好をさせた若い女性のミイラ化した29体の遺体を自宅に隠し持つ事件が発覚しました。

遺体は墓場から盗んだと供述し、人形のような衣装を着させて顔や手は布で覆われてました。

鈴木

逮捕以前のインタビューでは、死体や墓地に関心を持った理由としてモスクヴィンが12歳の時に参列した葬儀の中で、11歳で亡くなった少女の額にキスをさせられたことだと回答してます。

まとめ

ここまで屍姦の正しい意味や歴史、現在の事例について解説しました。

屍姦そのものは日本では犯罪ではないですが、殺人や死体損壊に繋がる行為として倫理的社会的及び倫理的に許されることはありません。

なので屍姦をやろうとはすることは絶対にダメです。

あくまでも歴史、社会心理や精神分析、哲学の知識として知っておきましょう。